「one for all, all for one」
みなさまご無沙汰しております。
だいぶ間が空いてしまいました。。。
最近は暖かくなり、ようやくアスファルトを歩くことができました。
雪解けと同時に卒業や入学など多くの動きがある季節です。
いろんな人生の転換点、待っている景色はどんな色でしょうか。
さて、本題です。
表題にあります、「one for all, all for one」
団体競技においてはチームのモットーであったり、
体育祭のクラスのスローガンに用いられたりしています。
この言葉の意味、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」
ある人は後者の部分を「みんなは勝利のために」
と言っていました。
もともとは、フランスの作家アレクサンドル・デュマ・ペールの
「三銃士」からきています。
アトス、ポルトス、アラミスの三人のモットーが、
「all for one, one for all」だったのです。
英文訳した際にひっくり返ったようです。
この三銃士という作品、三人が主人公に思えますが、
実は主人公はダルタニャンという田舎出身の方です。
少し脱線しましたが、この言葉で思い浮かぶのが
ラグビーではないでしょうか。
今日はラグビーについてのお話です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
まさかと思われるかもしれませんが、ここからが(恐怖の)本題です。
2019年にアジアではじめて開催されたラグビーワールドカップ日本大会
日本代表は史上初めて決勝トーナメントに進みました。
今までたくさんのラグビーの試合を見てきましたが、
これほどまでに、まぐれで勝つことのないスポーツは
ないのではないかと思います。
屈強な相手選手に押し勝って、相手ゴールラインをこえ、
地面にボールをおさえたときにようやく得点(5点)が入ります。
これが「トライ」です。
ほかにも、楕円球のボールを二本のゴールポストの間に
蹴って通すことができれば3点を追加、同様にキックでは、
トライのあとの、コンバージョン(トライした地点の延長線上からのキック)のみ
2点を追加できます。
いちどボールを地面にバウンドさせてから蹴る、ドロップゴールも3点が入ります。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ドロップゴールといえば、
2003年大会、開催国オーストラリア対ラグビーの母国イングランドの決勝戦
大激戦の延長戦のすえに勝敗をわけたのは、このドロップゴールでした。
イングランド代表のスタンドオフ(司令塔のポジション)
ジョニー・ウィルキンソン選手が蹴ったボールはゴールポスト中央を射抜きました。
また、ラグビーの母国w杯初優勝の瞬間でもありました。
ちなみにラグビーのはじまりは、一人の少年が起こした
サッカーの試合中での出来事でした。
イングランドのラグビー校での、サッカーの試合中、
サッカーボールを手で持って走り出した少年が起源とされています。
この少年、「ウェブ・エリス」さんという方です。
スポーツの起源は複数の説があることがほとんどですが、ラグビーに関しては
この説のみなので間違いないのではないでしょうか。
また脱線して起源の話をしましたが、
ラグビーw杯の優勝カップの名前をご存知でしょうか。
実は、「ウェブ・エリスカップ」というのです。
2003年大会のイングランドの優勝により、
北半球にはじめて、ウェブ・エリスカップが持ち帰られました。
どんなに屈強な選手であっても、一人では試合に勝つことはできません。
助け合いながら前進し、得点を取るのがラグビーです。
私は、人生の縮図のように思えます。
「ひとりはみんなのために、みんなは勝利のために」と
はじめ(だいぶ↑になってしまいした)に、ある人が言っていたと
書きましたが、どなたか予想はつきますでしょうか。
そうです。平尾誠二さんです。
亡くなられて数年たちますが、いまでも彼の情熱は、
桜のジャージーに込められています。
画像引用:https://rugby-rp.com/2019/10/20/worldcup/42817